水のORP「酸化還元電位」について(1)
「さくらじまのやさしい水SACLA」は、ORP値が天然水のなかでは世界最高水準と喧伝してきました。SACLA創業時の水質検査や、国立東京工業大学の測定などの結果から、-340〜-390mVという驚くほどに還元性能が高いということが判明したためでした。
SACLAより先行する同業の温泉水ミネラルウォーター銘柄の中には、「活性酸素」を除去する天然「活性水素」水とうたっているものもありました。しかし、そのような銘柄の商品を買ってORPを測定してみるとマイナスの値を示すものはひとつもありませんでした。水道水に至っては、地元垂水市でプラス500mVほど。
同じ測定器でSACLAは、上記のとおりマイナス300を超えていますので、これはたいへんなことだと。それ以来、できるだけ「新鮮」な状態でお客様にお届けしようといろいろ工夫をはじめた、というのがSACLA社の歴史といっていいかもしれません。
もちろん、SACLAの水質の特徴はORPだけではありません。硬度1.4という、これまたおどろくほどの超軟水。そのため、あまく、美味しいという飲めばわかる特性があります。ある意味、この低い硬度と低いORP値は、一見矛盾するようにも思える特質。ちょっとした謎にも思えます。
話をORPにもどして先を続けようと思いますが、ここから先は次回。
※写真は、SACLAで使用しているYOKOGAWAの測定器です。