SACLAで水出し茶を美味しく淹れるポイント
昔ながらの麦茶のほか、緑茶や、抹茶入りなど、手軽に水出しできて便利ですね。おいしい水出し茶の淹れ方は、ネット情報もたくさんありますが、ためしてガッテンの情報はいつもながら信頼感ありますね。
さて、「さくらじまのやさしい水SACLA」で水出し茶を淹れるときのポイントのお話。というより注意していただきたい点です。
結論を先に書きます。水出しの茶袋は30分程度経過したら、すぐに取り出す!これが美味しく淹れるポイントです。
ご存知のとおり、SACLAは硬度1.4の「超軟水」です。動画などでも紹介していますが、一般のミネラルウォーターや水道水にくらべて、お茶成分の抽出力がかくだんに優れています。このため、短時間にお茶のおいしい成分をしっかり引き出すことができます。
しかし、お茶がでたあと、そのまま茶袋などを入れたままにしておくと、渋みや苦味成分(カフェイン、タンニンなど)が過剰に抽出されて、テアニンなどの旨み成分よりも渋みや苦み成分のほうが勝ってしまいます。
写真は、水道水とSACLAで同じ茶袋を淹れた比較写真です。グラスに袋を12時間いれたまま。その後袋を取り出しました。左の水道水より右のSACLAがお茶のすべての成分をすっかり抽出しているのが色の濃さで明確にわかります。しかし、その抽出力ゆえに、やはり苦みなどが強く、SACLA本来の甘みは消えてしまいました。
SACLAで水出し茶を淹れるときは、お茶の色が出たらすぐに茶袋を取り出すようにしましょう、というお話でした。