モニタリングポスト

中国の原子力発電所での事故の報道、ドキッとしましたね。事故報道のあった台山(Taishan)原発は、香港の南西130km。付近の大気が貿易風や偏西風と合わさって日本列島にも流れてくることなどを連想、対岸の火事ではすまないだろうなあと心配性の筆者はドキッとしたわけです。

事故報道から4、5日が経って、日本のモニタリングポストで異常な数値はあらわれていないというニュースを見てひとまず胸をなでおろしました。とはいえ、そのモニタリングポストとやら、どこで測定しているのかとこれまた心配になり、調べて見ました。

正式には「緊急時環境線量情報予測システム」。長いですね、漢字11にカタカナ4、合計15文字。略してSPEEDI。国内の原子力発電所の周辺に設置してあるんですね。当然、鹿児島では川内原発(せんだいげんぱつ、薩摩川内市)周辺にあり、SACLA源泉の大隅半島にはないようです。

設置図をみてあらためて、この地震大国にこれほどたくさんの原発。まるで闇に潜む悪魔が、日本人の逃げ場がないように散りばめたんじゃないかと思われるほど。事故が起こらないことを祈るばかりですね。