AIの乗り合いタクシー

SACLAの源泉から車で1時間ほど東に走ると志布志湾、太平洋に面した肝付町(きもつきちょう)。幕末の薩摩藩士小松帯刀の本家肝付氏の本拠地だった町。この町の最近のニュースに、AIを活用した乗り合いタクシーの本格運用が始まったとのこと。肝付町は、旧高山町と旧内之浦町が合併して誕生した町ですが、内之浦地区は急速に過疎高齢化がすすみ、公共交通のない孤立した集落が点在。そんな過酷な環境のなかで乗り合いタクシーの運行は、住民の皆さんには嬉しいニュースでしょうね。AI乗り合いタクシーの本格運用は全国の自治体で初の事例のようですが、この町役場はさまざまな新しい取り組みにチャレンジしています。小松帯刀はこの町の生まれではありませんが、肝付氏によって引き継がれてきた文化、精神の土壌があるのかもしれませんね。

肝付町