「おかあさ〜ん、おいしいお水、ちょうだい」
日本列島の水は、ほぼ軟水ですね。珊瑚礁が隆起してできた離島などでは、硬水のところもありますが、本土の水が軟水なのは、陸地が狭く、山間地に降った雨水が岩盤の鉱物を溶かし込む間も無く流れてしまうからだそうです。
ひとが水を飲んで「おいしい」と感じるポイントはふたつ。ひとつは、軟水であること。だから、日本列島の水は基本的においしい水なんですね。ただ、その水も水道水に”加工”されて各家庭に届いたときには、残念ながら本来のおいしさは損なわれています。おいしさポイントのもうひとつは、冷たさ。なので、水道水でもしっかり冷やしてあるとより美味しく感じます。煮沸してカルキ臭をとばしたうえで冷蔵庫で冷やす、という手間がかかりますね。水道水については他にもいくつか話題にしたいのですが、それはまた。
さて軟水は、一般的には硬度100mg/L程度以下とされますが、市販のミネラルウォーターは、硬度5~60が多いようです。冷やさなくても美味しいレベルですね。
ところが、これが、硬度1.4のSACLAとなると、ちょっとおおげさな言い方かもしれませんが、別次元の美味しさになります。SACLAを初めて飲んだ方は「あまい」と感じて驚かれる場合があります。一般的な市販ミネラルウォーターとの味の違いは、とくに常温でくちにしたときにはっきりします。ほんのりあまい、まったりあまい、そんな感想をよくお聞きします。温めて白湯にするといっそうあまく感じるのも”超軟水”ならではですね。
いい水を求めて日本を旅していた外国人の方からそんな驚きの声をお聞きしたこともあれば、定期購入されているお客様のお子様が「お母さん、おいしい(あまい)お水ちょうだい」とねだられるとお便りをいただいたこともあります。
お客様から寄せられたおいしさのエピソード、折に触れてご紹介していきます。
(写真はイメージです)