
東京工業大学の地球生命研究所のチームがSACLA源泉で採取した温泉水を分析して、天然の水素が検出されたことについて、じつはいまだになぜ、水素が含まれているのかわかっていません。
地球生命研究所が日本国内の温泉水の調査をしたのは、ウェブサイトの記述や調査に当たった当時の研究者の発言によれば、文字どおり生命の起源を地球内部の火山活動に求めていたのではということがうかがわれます。
その後、弊社から新たな試料を提供して、関連の別の国立研究機関での分析も行われました。これらの分析結果や、データは、口外することを控えてほしいと言われてきました。
ただし、その分析データや画像データは弊社に開示されました。いつか、許されれば公開したいと思っています。
このブログは「水素検出の不思議」などとおおげさなタイトルをつけましたが、それは、地下800mのSACLA源泉の地層に由来します。そこは凝灰岩層になっています。
一般的なミネラルウォーターのイメージは、ミネラルウォーター業界発祥の地、例えばアルプス山脈の山頂に降った雨が、人間活動に汚染されていない岩石層を滲み降りてくるうちに、
ミネラルを含んだ清冽で無垢な飲料水になっているというものです。このイメージは、いま日本国内のミネラルウォーター業界のマーケティングでも同じように採用されています。
ところが、地下から、それも海抜ゼロメートルの地点の地下から湧出してくるミネラルウォーターなどというものは、だれもイメージしてこなかったのです。
東京工業大学地球生命研究所チームは、まったく別の視点、火山活動と生命の起源という視点からこの源泉にアクセスしてきました。さくらじまのやさしい水に、どんな謎があるのか。水素検出の不思議は、次回?ブログでご紹介します。